読者インタビュー

2024.04.26

わたしの日刊工業新聞 活用法(107)三友ボディー株式会社 代表取締役社長・竹平 元彦 氏

竹平 元彦 氏

環境、SDGsの情報も収集

 三友ボディーは、トラックの荷台部分を設計・製作・架装している。ルーツとなる会社を含めると60年を超える架装の歴史があり、さまざまなトラックに対応する豊富な技術を持つ。2023年には新本社工場が稼働し、業務の幅を広げた。代表取締役社長の竹平元彦さんに日刊工業新聞の活用法などを聞いた。

-新工場で事業を拡大しました

「架装では顧客の要望に合わせて平ボディーにしたり、荷箱を製作したりする。新工場で従来の事業も大事に継承しつつ、新しい事業も始めて会社の発展を目指す。特殊整備事業や車検、板金塗装を含めた修理を始めた。それらは新工場を作る以前からニーズがあり、準備を進めてやっとできるようになった」

-オーダーメードへの対応力が強みです。

「オーダーメードは技術力がなければ成り立たない。技術者には熟練と柔軟性が求められる。トラックにはドライバーの数だけニーズがあり、同じように見えても微妙な違いがある。『こんなトラックで仕事をしたい』という思いをかなえたい」

―今後の事業展開は。

「今年は三つの分野に力を入れる。荷箱に修理や補強を施したり、荷箱をそのまま中古のトラックに乗せ替えたりする『ボディーリビルド』、パブリックビューイングで画像を映す『ビジョンカー』。そして『物流の2024年問題』を踏まえた輸送効率が高い車だ」

-日刊工業新聞との付き合いは。

ユーソニック
小型から大型のトラックに対応する

「勉強のために読み始めて20年以上になる。毎日早めに出社して朝礼までに端から端まで見て、大事な記事を見落とさないようにしている。他紙も読んでいるが日刊工業新聞は1番に読む」

-どのような記事を特に重視しますか。

「読むのが欠かせないのが仕事で関わりがあるトラックメーカーや自動車メーカーの記事だ。最近は環境やエネルギー、国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも関心を持っている。日刊工業新聞は重要な情報源だ。インターネット上にも多くの情報があるが、どこが出している情報なのかも重視する」

-本日はありがとうございました。


【略歴】1982年大分工業大(現日本文理大)工卒、同年三友工業入社。18年三友ボディー社長。高知県出身、64歳(24年3月現在)

【企業ファイル】

名称 三友ボディー株式会社
代表者 竹平 元彦
所在地 福岡県古賀市青柳町105-33
URL https://www.sanyu-body.co.jp/
事業内容 トラック架装・2次架装の提案・設計・製作

インタビュアー:西部支社

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