わたしの日刊工業新聞 活用法(87)株式会社ノムラ 代表取締役社長・野村 健志 氏
広告でネタ探し トレンド掴む
ノムラは機械のセレクトショップ。スタッフは機械のコンシェルジュ―。機械商社ノムラの野村健志社長はそう力を込める。父の野村宗健会長が山崎鉄工所(現ヤマザキマザック)の販売代理店として1982年に福岡市で創業。ヤマザキマザックの工作機械を中心に、北海道から鹿児島県まで展開する。野村社長に日刊工業新聞の魅力や活用法について聞いた。
―工作機械だけでなく業務用厨房機器や周辺機器などさまざまな商品を取り扱っていますね。
「お客様の多くはモノづくり企業なので、そのお客様の製品も取り扱うようになり製品数が増えている。お客様の要望に沿った部品加工を請け負い、機械加工の能力を持つ会社に振り分けてコーディネートし、オーダーメードで新しい製品を作ることもある」
―「機械のセレクトショップ」や「機械のコンシェルジュ」にはどのような意味が込められているのですか。
「お客様にはモノづくりに集中していただき、機械設備や周辺機器の導入については当社を役立ていただきたい。お客様の要望を上手に聞き取り、一番良いソリューションをご提案し、お届けするのが当社の役割であると考えている。現在はコロナ禍の影響でままならないが、お客様との一期一会の出会いやフェース・ツー・フェースを大切にしている」
-日刊工業新聞は情報収集に役立っていますか。
「『リケジョneo』を読むと、女性の活躍やダイバーシティーが浸透していることがよくわかる。仕事柄、機械・ロボット・航空機面によく目を通す。検索の手間が掛かるネットの情報より日刊工業新聞を開く方が手っ取り早い。知りたい情報や必要なテーマがパッと目に飛び込んでくるし、優先順位もわかるので重宝している。実は、広告もネタ探しに役立っている。スポンサーの一押し情報や世の中のトレンドを掴めるし、実際に問い合わせをして製品のサンプルを送ってもらったこともある」
-日刊工業新聞のどんなところに魅力を感じますか。
「全国の記者が耳で聞いて集めた生の情報が載っているとても貴重な媒体だ。お客様の志向を予想して共に進むために活用している。新聞の購読だけでなく『モノづくりフェア』などのイベントへの出展や、九州・山口産業人クラブの会員としての活動など、日刊工業新聞社とはパッケージでのお付き合いを続けている。なくてはならない存在だ」
-本日はありがとうございました。
【略歴】1996年西南学院大商学部経営学科卒、同年日本通運入社、2006年ヤマザキマザック入社、09年ノムラ入社。11年代表取締役社長。福岡県出身、49歳(22年7月現在)。
【企業ファイル】
名称 | 株式会社ノムラ |
代表者 | 野村 健志 |
所在地 | 福岡市中央区天神4-7-18 永島ビル3階 |
URL | http://www.kknomura.com |
事業内容 | 工作機械販売、モノづくり現場への設備・資材提供 |
インタビュアー:西部支社